京都へ行ってみた 前半

暑いどすなぁ。

思わず京都弁にもなってまうわ。

久々、ぶらり京都へ行ってみた。

真っ茶っ茶の阪急電車を西院(さいいん)で降りると。

そこは紫の都であった。

京福電気鉄道(通称・嵐電)

このカラーリング、他所ではとても使う根性あるまい。

京都市内は、いつも歩いて移動する。

この日も古い建物を眺めながら、北山方面へ進むことしばし。

時刻は午前9時半頃。

『おなかすきましたえ…』

暑さと空腹に襲われ、避難場所を探していると。

いかにも古そうなたたずまいの、カフェ?を発見。

メニューにつられて入ってみると。

これまた、実に町屋くさい造りの内装。

中庭に面したガラス戸から入る風が心地よい。

座布団に腰を落ち着けると、店主が素早く扇風機を据え付ける。

(クーラーはないのか)

よくよく聞けば、この家は築90年。

2年前に改装して、この店を始めたという。

平屋だけに風通しはよいが、夕暮れ時には強い西陽が照りつけるらしい。

あえて便利な近代建築に背を向け、京都の暑さ寒さの中で過ごすのも、また一つの人生か。

てなことを思いつつ、静かな静かな座敷でひとり、熱いコーヒーのモーニングに救われる。

繁華街の名店もいいが、やっぱりこういう場所のほうが落ち着くなぁ。

さて、腹も少し落ち着いたところで、再び歩き出す。

百日紅の大木など眺め。

古い映画館の廃虚など横目に。

…あ、ごめん。

ちゃんと成人映画、上映してるのね。

誰かお客はいるのかしら。

今宮神社に到着。

ここは京都でも指折りの、良縁にご利益のあるお社で。

中でも、玉の輿に恵まれるパワースポットだという、専らの噂である。

参拝をして、心を落ち着け、社務所で運命のおみくじを…。

半吉

旅行よろし、失せ物出べし、奉公よろし。

書いている内容は、半吉というわりにえらく豪華なものだが。

つまり当分の間、慌てて転職はせずに、玉の輿の機会を待てとゆーこってすな。

(勝手な解釈)

…後半へ続く。